とらばさみ、くくりわなに関する公聴会
とらばさみが法定猟具から外され、狩猟における使用は全面禁止となります。
これに関し、2006年11月22日、公聴会が開催され、自然保護団体、農業・林業団体、
狩猟者団体、都道府県等の関係団体が賛否の意見を述べました。
<内容>
◎鳥類、ヒグマ、ツキノワグマに対しては、わな全般を使用禁止
◎イノシシ、シカに対しては、くくりわなであって下記の要件に一つでも該当する
方法は禁止
・輪の直径が12センチメートルを超えるもの
・締め付け防止金具が装着されていないもの
・よりもどしが装着されていないもの
・ワイヤーの直径が4ミリ未満であるもの
◎とらばさみは、使用禁止
意見の内容は以下のサイトをご覧下さい。
http://www.alive-net.net/wildlife/trap/trap-koutyoukai06.html
●件付き賛成2(全面禁止):日本自然保護協会、日本野鳥の会
●賛成8:日本鳥類保護連盟、全国農業協同組合、全国森林組内連合会、
大日本猟友会、全日本狩猟倶楽部、青森県、茨城県、岐阜県、、福岡県
●その他2(反対):大阪府、香川県
●傍聴人意見:地球生物会議
11月19日締切りの鳥獣保護法施行規則改正案、および基本指針案についての
パブリックコメントの意見もふまえ、12月6日に開催される中央環境審議会で答申
が出され決定される見込みです。なお、施行日は2007年4月予定とされています。