「家畜の健康と福祉」特集
毎日、大量に消費されている肉や卵、牛乳などの動物性食品はすべて畜産動物に
よって作られています。その畜産動物の健康と福祉は、食の安全や感染症対策等
とも直結しており、消費者にとっても無関係の問題ではないことが、ようやく論じられ
るようになってきました。
このほど、畜産にかかわる研究者や行政向けの専門誌『畜産の研究』の新年号で、
「家畜の健康と福祉」特集が刊行されました。
国内外のさまざまな動向を21の論文で取り上げており、たいへん読み応えがあり
ます。
また、現在、家畜たちがいかに過酷な状況で飼育されているかも自ずと浮き彫りに
なっています。
-----------------------------------------------
『畜産の研究』 2008年新年特大号 (特集 家畜の健康と福祉)
http://www.yokendo.com/julbook/chikusan/c_62_1.htm
養賢堂 B5判 230ページ 定価 3,600円(税込み)
I.世界の動向
・21世紀の畜産改革~家畜福祉畜産論~
・世界動物保健機関OIEの世界家畜福祉ガイドライン策定の現状
・EUの家畜福祉の政策と実態
・WQプロジェクトにおけるアニマルウェルフェア現場評価法の開発
・スイス家畜保護政策の新段階ー「エト」概念の成立ー
・イギリスにおける家畜福祉食品チェーン開発の現状
・オランダ・スウェーデンの家畜福祉品質WQブランド・チェーンの開発状況
II.日本の家畜福祉技術の動向
・家畜福祉総合評価法と家畜の健康・生産性との関係
・舎飼いにおける家畜福祉の改善―エンリッチメント手法の可能性―
・わが国における採卵養鶏の家畜福祉基準のあり方
・ブロイラーの家畜福祉
・豚の福祉改善法としての発酵床(バイオベッド)方式の評価
・輸送牛の家畜福祉―文献解題―
・酪農の家畜福祉
・肉用牛の家畜福祉
・ウマの行動的欲求に配慮した飼養管理
III.事例
・自然の中で生き生き育つ「富士あさぎり高原放牧豚」飼育
・乳業メーカーと酪農家グループによる有機牛乳チェーンの開発
・日本短角種「青い森の元気牛」の放牧飼育
・自然と共生する放牧養鶏の実現―山梨県黒富士農場の実践―
IV.政策と普及活動
・アニマルウェルフェアへの畜産施策の取り組み
(農林水産省生産局畜産部畜産振興課)
・動物の愛護及び管理に関する法律の改正と産業動物の飼養及び
保管に関する基準 (環境省自然環境局総務課動物愛護管理室)
・獣医学における家畜福祉教育
・TOKYO X(豚)の動物福祉飼養基準
・家畜福祉に対する消費者イメージ
・家畜福祉団体の活動
以上