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2008年01月17日

「家畜の健康と福祉」特集

毎日、大量に消費されている肉や卵、牛乳などの動物性食品はすべて畜産動物に
よって作られています。その畜産動物の健康と福祉は、食の安全や感染症対策等
とも直結しており、消費者にとっても無関係の問題ではないことが、ようやく論じられ
るようになってきました。
このほど、畜産にかかわる研究者や行政向けの専門誌『畜産の研究』の新年号で、
「家畜の健康と福祉」特集が刊行されました。
国内外のさまざまな動向を21の論文で取り上げており、たいへん読み応えがあり
ます。
また、現在、家畜たちがいかに過酷な状況で飼育されているかも自ずと浮き彫りに
なっています。

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『畜産の研究』 2008年新年特大号 (特集 家畜の健康と福祉)
http://www.yokendo.com/julbook/chikusan/c_62_1.htm
養賢堂 B5判 230ページ 定価 3,600円(税込み)


I.世界の動向

・21世紀の畜産改革~家畜福祉畜産論~
・世界動物保健機関OIEの世界家畜福祉ガイドライン策定の現状
・EUの家畜福祉の政策と実態
・WQプロジェクトにおけるアニマルウェルフェア現場評価法の開発
・スイス家畜保護政策の新段階ー「エト」概念の成立ー
・イギリスにおける家畜福祉食品チェーン開発の現状
・オランダ・スウェーデンの家畜福祉品質WQブランド・チェーンの開発状況

II.日本の家畜福祉技術の動向

・家畜福祉総合評価法と家畜の健康・生産性との関係
・舎飼いにおける家畜福祉の改善―エンリッチメント手法の可能性―
・わが国における採卵養鶏の家畜福祉基準のあり方
・ブロイラーの家畜福祉
・豚の福祉改善法としての発酵床(バイオベッド)方式の評価
・輸送牛の家畜福祉―文献解題―
・酪農の家畜福祉
・肉用牛の家畜福祉
・ウマの行動的欲求に配慮した飼養管理

III.事例

・自然の中で生き生き育つ「富士あさぎり高原放牧豚」飼育
・乳業メーカーと酪農家グループによる有機牛乳チェーンの開発
・日本短角種「青い森の元気牛」の放牧飼育
・自然と共生する放牧養鶏の実現―山梨県黒富士農場の実践―

IV.政策と普及活動

・アニマルウェルフェアへの畜産施策の取り組み
(農林水産省生産局畜産部畜産振興課)
・動物の愛護及び管理に関する法律の改正と産業動物の飼養及び
  保管に関する基準 (環境省自然環境局総務課動物愛護管理室)
・獣医学における家畜福祉教育
・TOKYO X(豚)の動物福祉飼養基準
・家畜福祉に対する消費者イメージ
・家畜福祉団体の活動

以上

2007年06月28日

「畜産動物の福祉」新聞記事の紹介

6月22日付朝日新聞の3面「あしたを考える」という紙面に「畜産改革」という大きな記事が掲載されています。

酪農王国・北海道の乳牛の半分以上が、しっぽを切断されているということを、一般の消費者はほとんど知りません。

この記事では、牛の「断尾」の例に見られるように、畜産動物を経済効率追求の手段としてきたために、家畜にさまざまなストレスを与え、それが病気を引き起こしていること、その対策として国内外の取り組みが始まりつつあることを紹介。

畜産動物を快適に飼育することにより、家畜の福祉ととともに食の安全性が高まり、付加価値もつくので、消費者に受け入れられるという趣旨も紹介しています。

これまで「ALIVE」誌に書いていただいた、この分野の専門家の方々のコメントも載っています。ぜひ、ごらんください。

事務局 

2006年09月28日

家畜福祉に関するシンポジウムのご案内

家畜福祉に関するシンポジウムが開催されますので、ご案内します。
http://www.jfawi.org/

EUにおける家畜の健康・福祉戦略が日本に及ぼす影響
-あなたは知っていますか? 
 2010年に上陸するEU家畜福祉品質WQラベル


2006年1月、EUは動物福祉5カ年計画を策定し、動物福祉の科学的研究
に多額の資金を投じることを決定しました。この背景には、家畜福祉と生物
多様性に配慮した農畜産物の認証とラベルによって、EUの農畜産物の
グレードを高め世界市場に販路を展開するという意図があります。
このような動きを紹介するとともに、日本における環境と動物にやさしい
事業展開の現状を紹介し、国際市場における日本の方向性を検討したい
と考えます。

 日 時 平成18年10月1日(日) 13時~17時
 場 所 大手町JAビル8階 大会議室(東京都千代田区大手町1-8-3)
 資料代 1000円
 主 催 農業と動物福祉の研究会 JFAWI
 協 賛 JA全農・石井養鶏・ニチレイフレッシュ・パルシステム
 後 援 農を変えよう全国運動

 <プログラム>

●OIE家畜福祉ガイドラインに対応するEUと日本の対応状況 

●家畜福祉チェーンの開発に向けて  

●EUの家畜福祉品質WQラベルの開発と日本への影響  
  
●国内における家畜の健康と福祉への取り組み
   消費者団体における取り組み
   放牧畜産を中心とした取り組み
   行政主導型の地域での取り組み 
   養鶏業における取り組み 

●パネルディスカッション 
  これからのわが国の取り組むべき課題  

●コメンテーター
生産者、消費者、流通、獣医師、動物福祉団体

2006年07月23日

ALIVEビデオ『乳牛と私たち-思いやりのあるダイエット』

このほど、ALIVEの新作ビデオ、『乳牛と私たち-思いやりのあるダイエット』が完成しました。
主な内容は、以下のサイトで紹介しています。
http://www.alive-net.net/material/video/al-video-nyugyu.html

ふだん、人々が何気なく口にしている動物性食品(牛乳、卵、肉など)は、すべて牛や鶏、豚などの畜産動物によってもたらされています。

年間、日本だけでも何億匹も消費されているこれらの動物たちは、ある意味でもっとも人間の暮らしに深い関わりがある存在だということができます。

それなのに現在、畜産動物がどのような状態におかれているか、私たちはあまりに知らなさ過ぎるのではないでしょうか。
自分の健康や美容のためのダイエットばかりでなく、食の安全、環境保護、動物の福祉などとのつながりを考え、「思いやりのあるダイエット」をすることも大切なのではないでしょうか。

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◆ALIVEビデオについて
http://www.alive-net.net/material/video/alive-video.html
ALIVEビデオ No.1 残された命
ALIVEビデオ No.2 畜産動物の一生
ALIVEビデオ No.3 動物園で何を見る?
ALIVEビデオ No.4 いのちはモノですか?
ALIVEビデオ No.5 乳牛と私たち-思いやりのあるダイエット