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起こるべくして起こっている 鳥インフルエンザ、BSE、などの家畜伝染病
ALIVE 2004.2.10
昨年から今年にかけて日本を含むアジア各国で鳥インフルエンザが大発生しています。 日本、韓国、中国、台湾、インドネシア、ベトナム、タイ、ラオス、カンボジア、パキスタン、そしてアメリカと、ととどまるところを知りません。すでに数千万羽もの鶏が殺処分されたと推測されます。テレビで繰り返し報道される鶏のあの過密な飼育状況を見れば、どんな病気が起こっても起こるべくして起こっていることを、次第に多くの人が気付いていくようになるでしょう。 一部の報道では、この鳥の伝染病の原因は渡り鳥など野生の鳥類が運んできたものであるとし、窓のない(ウインドレス)鶏舎では死亡率60%、窓のある鶏舎では死亡率80%以上となっているので、ウインドレス鶏舎の方が鳥インフルエンザ対策には優れているといったコメントも流されました。けれども、窓のないウインドレス鶏舎の中では、たちこめる悪臭、粉塵のために鶏の気管支炎が発生し、これもまたさらに状態を悪化させる要因の一つなのです。生きものが本来的に必要とする清浄な空気、日光、適度な運動や休息、生理的に必要な食餌が与えられないこれらの鳥たちは、病原菌に対する抵抗力を失っており、インフルエンザに限らず、さまざまな病気にかかりやすくなっています。
それにもかかわらず、鶏をより健康的に飼育するという方向ではなく、窓もない鶏舎に隔離し、より密飼いにしようということは、当然、これまで以上に抗生物質をはじめとするさまざまな医薬品の投与を必要とすることになるでしょう。そして、人は今度は化学物質汚染という逆襲を受け、また新たな「食の安全性」を脅かされることになってしまうでのす。
家畜伝染病に対する本当の意味での解決は、動物をよりよい飼育環境におき、その本来の行動や習性が十分発現できるような動物福祉の向上をはかること以外にありません。
⇒ 鶏(採卵鶏、ブロイラー)について知ろう
鳥インフルエンザに関し畜産動物の福祉的な取り扱いを求める声明
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