2008年3月10日
徳島県動物愛護管理推進計画案への意見
徳島県保健福祉部生活衛生課 御中
地球生物会議 ALIVE
<該当箇所>P.14
第4 課題への取組み
2 動物の適正な飼養及び保管を図るための施策
(1)適正飼養の推進による動物の健康と安全の確保
<意見>
徳島県は、犬の殺処分数については人口1万人あたり51.4頭であり、全国で第1位となっています。しかも、引取りよりも捕獲数が際立って多いことが特徴的です。所有不明の引取り犬と捕獲犬の中から飼い主に返還される率はわずか4.7%にすぎません(当会発行『全国動物行政アンケート結果報告書(平成18年度版)』による)。
このことは、県内にはのら犬が多いということを意味しており、のら犬対策に重点的に取り組む必要があると思われます。
のら犬が多い理由のひとつとして、県内では獣害対策として飼い犬を放し飼いにしている地域が多く、それがのら犬を増やしているのではないかということです。近年各地で、モンキードッグなど、農家の飼い犬を訓練して農作物に被害を及ぼす野生鳥獣を追い払う取組みがなされています。これには目的意識をもった訓練や所有者明示(鑑札、迷子札、マイクロチップなど)が必須ですが、獣害対策には大きな効果があるとされています。猟犬の遺棄や逸走防止、のら犬対策の観点からも、鳥獣保護担当部局と連携して、猟犬の適正管理及び獣害対策犬への取組みを、ぜひご検討ください。
<該当箇所>P.16
第4 2 動物の適正な飼養及び保管を図るための施策
(5)実験動物の適正な取扱いの推進
<意見>
実験動物に係る飼養実態調査を実施し、その結果を公表、基準等の周知や必要な指導等を行うとのこと、たいへんよいことで、期待いたします。ガイドラインの策定も画期的です。
目指す将来の姿として、「実験動物をできる限り無くし、動物の取扱いにあたっては動物福祉に配慮した取組を確立する」ことを、動物愛護法の守備範囲であることを明示されていることを高く評価いたします。
<該当箇所>P.17
第4 2 動物の適正な飼養及び保管を図るための施策
(6)産業動物の適正な取扱いの推進
<意見>
農家等に対して,動物愛護管理法に基づく飼養及び保管に係る基準等の周知や必要な指導等を行うことや、災害発生時における動物の保護と逸走の防止対策も明示されており、たいへんよいと思います。産業動物の飼養保管基準改訂される予定ですので、よりいっそう動物の福祉に配慮した取扱いがなされるようにご検討ください。
以上