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途上国では家畜を飼う牧草地を作るために、毎年世界中で広大な森や林が伐採されています。牧畜のために失われる熱帯雨林は、毎年九州の面積にもなります。森を伐採すると肥沃な表土が流出し、砂漠化が進行していきます。そのために土着的な農業ができなくなり、貧しい人々はますます貧しくなっていきます。さらに森林の消滅は、野生の動物たちの住処を奪い絶滅に追いやっていくのです。
ヨーロッパでは家畜が放出するメタンガスは、EU全体の約50%を占めています。これは二酸化炭素の次に地球温暖化の原因とされています。アメリカでは牧畜が水質汚染の第一の原因です。さらに人間が使用する水の約80%が畜産のために使われ、水不足を引き起こしています。日本でも大量の家畜の糞尿が地下水や河川の汚染を引き起こしています。
先進国では家畜を早く太らせるために、莫大な穀物を与えています。日本で唯一自給できるお米の生産高は1000万トン。しかし家畜用に輸入される穀物は2000万トンを越え、大部分を輸入に頼っています。
1人分の肉は、6人分の穀物を消費して生産されます。もし先進国で肉食を止め穀物を平等に分配すれば、世界中で飢えている何億もの人々を救うことができます。
肉食中心の食生活は、私たちの健康を損ないます。動物性の脂肪やたんぱく質は、心臓病や高血圧、脳卒中、がんなどライフスタイルによる現代病を引き起こす大きな原因となっています。野菜や穀物が豊かな日本では本来、そんなに肉を食べる必要はないのです。
家畜舎には、飼育環境の悪さから病気が蔓延しているため、動物達にはホルモン剤、食欲増進剤、殺虫剤、抗生物質などが絶え間なく与えられています。それらの有害物質が肉を食べる人々の体に蓄積されていきます。
牛も豚も鶏も、家畜動物たちは、狭い檻の中に閉じこめられ、太陽の光を浴びたり、自由に動き回れる事はまったくできません。密閉された畜舎には病気が蔓延するため、絶え間なく薬品が投与され体は薬漬けにされています。子豚は、ストレスによる尻尾の噛み合いを防止するために、歯と尻尾を切り落されます。鶏はひなのうちに嘴を切断されます。牛も豚も肉質を柔らかくするために麻酔なしで去勢されます。動物たちは誕生から死まで、苦痛にみちた短い生涯を強いられています。
動物たちは100%人工授精によって大量繁殖させられています。最近は、利潤追求をめざすクローン動物の研究など、遺伝子レベルでの生命の改変が進められています。生命としてのすべての尊厳を奪われ、商品としてしか扱われていないのです。
このような動物達の心身の苦しみは、消費者にはまったく知られていません。マーケットのきれいな肉のパッケージや、巧みなコマーシャルの陰には、おびただしい動物たちの苦痛があるのです。
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