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アライブ海外ニュース

【アメリカ】

国際的な取り組みにもかかわらず、生物多様性は低下している

ALIVE海外ニュース 2010.7-8 翻訳:宮路

  2002年、オランダのハーグに世界各国から環境相が集まり、生物多様性条約の重要な会議が開催された。生物多様性条約は、 世界の植物、森林、野生生物を保護するために設けられた国際協定だ。 熱帯諸国では熱帯雨林が皆伐され、世界中で絶滅危惧種が危急状態にあり、海では魚の乱獲が止まらない中、各国代表は行動を起こすべき時が来たことに合意し、「恐ろしいほどの速度で進んでいる生物多様性の損失を食い止めるための手段を整備する努力を<2010年までに>強化する」と、宣言した。

 会議の最後に、オランダの代表、ゲーケ・ファーバーは、会議が「政策の展開から実行へ、対話から行動への移行を促進した」、と締めくくった。

  しかし、国連が国際生物多様性年と定めた2010年まで時間を進めてみれば、状況は改善されていない。それどころか、世界中の野生生物にとっては、はるかに悪化している。

 木曜日にサイエンス誌に掲載された研究では、世界各国の科学者と自然保護活動家のチームが、世界の生物多様性の状態を評価し、それが衰退の一途をたどってきたことを発見した。 国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに載っている絶滅危惧種の数、あるいはサンゴ礁の衰退状態や肥大化する人間の地球の生態資産の消費から判断すると、地球の状態は悪化しつつある。 研究は、「我々の分析は、過去40年の間、生物多様性が衰退し続けてきたことを示唆しており、状態指標のほとんどは下降傾向を示している」と報告する。 言い換えれば、2002年の約束は果たされていないということだ。

 研究は、生物多様性測定のために、種の生息数や保護生息地域のあらゆる変化も含めて30以上の指標をまとめているが、 ほとんどすべての分野において生物学的衰退が明らかになった。1970年以来、世界中で動物の生息数は30%、マングローブや海草の生息域は20%、サンゴの生息面積は40%減少している。 人間は、最善を尽くそうとしているにもかかわらず、この惑星を自分たちが見つけたときより貧弱で、多様性に乏しいものにしている。

 「生物多様性の状態が急速に低下しているのは明らかで、その原因はいまだに増加し続けている」と、マット・フォスターはいう。フォスターは環境保護団体コンサベーション・インターナショナルの保全成果責任者で、この研究チームのひとりである

 皮肉なことに、生物多様性が低下する一方で、絶滅危惧種とその生息地の喪失に対する取り組みは、実のところ向上していることを研究は示している。 世界中で保護区域や持続可能に管理された森林区域は着実に増加している。 また、より多くの国が侵入種の拡大を制限するために策定された国際協定に署名し、世界中で生物多様性支援のために、これまで以上に資金がつぎ込まれている。 そして、今回のような研究のおかげで、研究者たちは、人間の営みが地球に与える影響についてより明確に認識できるようになった。

 それにもかかわらず、状況は悪化する一方だ。生息地の破壊はいまだに続いており、人間は増え続け、より豊かになり、野生生物から生息域や資源を奪っている。

 この影響を受けているのは絶滅の怖れのある動物だけではない。 人間も健全で変化に富む地球に依存しており、地球が傷つけば、人間も同じ目を見る。今回の研究によって、人間の経済活動に利用される脊椎動物の生息数は1970年から15%減少していることが分かった。食料や薬品に使用される鳥類や両生類の生息数も同様だ。1億人以上の貧しい人々が、辺境の脆弱な生態系に暮らしており、荒れた地球がさらに荒廃すれば、この人々は特に大きな影響を受けるだろう。

  「私たちは生息地を保護することは、人類の幸福を保護することなのだということを知ってもらおうと努力しています。人間は皆、生物多様性の恩恵を受けており、それが失われることは痛手となるのです」、とフォスターはいう。

 人間が増え続け、地球温暖化の影響が表れるにつれて、地球の他の生物は苦しむことになるだろう。 私たちは人が多く、気温が高くなった地球に住んでいる。私たちが一致団結して断固とした行動を取らなければ、近い将来、この星は見る影もないほど変わってしまうかもしれない。 すでに2010年の約束を果たす機会を逃してしまったし、事態を好転させるための時間はあまり残されていない。

タイム誌 2010年4月29日
http://www.time.com/time/health/article/0,8599,1985869,00.html?xid=rss-topstories


 
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