【韓国】
韓国で動物保護法の改正が成立
ALIVE海外ニュース 2007.3-4 翻訳:阿部
2006年の11月28日に韓国政府による動物保護法改正案が決定しました。これに関して、生命体虐待防止フォーラムのパク・チャンギルさんより詳しい内容をお知らせいただきましたので、訳してお知らせいたします。( )は私(阿部)のコメ
ントです。
こんにちは。日本の動物保護改正運動を紹介して頂きありがとうございます(アライブのホームページから抜粋して翻訳したものをお渡ししました)。
私たちがこのような法律改正を通して、何ら利益を得る事はなくとも、闇の中で苦しむ、言葉を持たない動物を救うことができるという未来の希望をもらうことができるということは、私たちが何故、動物保護活動をするのかということを教え諭してくれます。
日本の動物団体アライブは1996年発足時点から、動物保護法改正に関心を持ち、数十万の署名等、いくつものキャンペーンを通して、1973年に法が制定されてから初めて動物保護法が改正されるということになりました。
韓国の場合は1992年動物保護法が制定されましたが、形式的であり、近年ようやく、内容のそろった法になりました。このような動物保護法改正は2002年以後、動物自由連帯・動物愛実践協会・韓国動物保護連合・動物虐待防止連合・生命体虐待防止フォーラム等、韓国の主要5つの動物団体の、約5年間にわたっての協力と努力が大きく起因したものです。
今回改正される韓国動物保護法は、現行法に比較して、以下のような内容が変わったり、変わっていくものとみられます。
1.「動物保護監督官制度」が導入され、動物団体がこの制度に参与する。
2.各種動物虐待行為が、具体的に列挙され禁止される。例えば、生きている動物の体液を採取するような虐待行為が禁止される。
3.虐待が免責を受けることのできる「適当な理由」を具体的に規定して、不必要な免責を減らした。
4. 動物の避難権が確保された。
5.動物の飼育・運送・屠殺に対しては下位の法律(施行令)が導入される。
6.コンパニオンアニマルの登録制が導入され、販売が規制を受ける。
7.遺棄動物保護所の設置に対して、具体的な内容が計画(あらかじめ準備)され、遺棄動物の安楽死が規定される。(現在も安楽死は定められているはずなのですが、農薬などを使って安く処分する行政、獣医師がいるからかもしれません。)
8.遺棄動物・盲導犬・警備犬に対しての動物実験が除外される。(日本にあった実験払い下げがなくなると言う事と、同じだそうです)
9.民間団体が参与する動物倫理委員会が構成され、実験施設従事者を監督することができる。
10.遺棄動物と保護施設と委託保護施設、動物実験倫理委員会の運営及び動物実験の実態に関する事項等に関して、行程情報が公開される。
11.虐待に対する処罰が、従来20万ウォン以下の罰金から500万ウォン以下の罰金に引き上げられる。(日本円にして40万円くらいになる)
反面、野良猫対策、薬用目的の野良猫屠殺禁止、動物所有者の出入(?)及び、飼育制度に対する根拠規定(犬肉用の犬飼育者のことと思われます)、遺棄犬の保護期間短縮など、満足できない点もたくさんありますが、今回の法改正により韓国で動物虐待防止と福祉のために画期的な変化が期待できます。
大統領令で保護対象動物の範囲が広がり、爬虫類と哺乳類が保護を受ける見通しです。
法で規定はされませんでしたが、国家の勧めにそって、市民が参与するフォーラム形態が運営される見通しです。
今週、生命体虐待防止フォーラム等、いくつかの韓国主要動物団体は、動物実験に関する法律を発議します。今回は実験動物の供給業体(事業や企業の主体)、実験施設に関する非常に綿密な監督を、その内容としています。
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