【イギリス】
英、ペットショップ経営者に営業停止命令
ALIVE海外ニュース 2008.5-6 翻訳:宮路
外来種の動物を餓死させたとして、英ノッティンガム州のペットショップ経営者が、罰金と営業停止を言い渡された。
2月18日、ペットショップ経営者、マイケル・ブラウンは、治安判事裁判所で、齧歯動物のスナネズミに不必要な苦痛を与えたとする罪状を認めた。
ブラウンは、スナネズミが餓死したアメージング・ペッツという店を2004年から営業していた。
環境衛生官のジュリア・ウェブは、2006年後半から何度もペットショップの状態をチェックしており、劣悪な店内の状態や動物の福祉について報告していた。
「店内全般の清潔さ、ケージや床などの細部の清掃に問題があることもしょっちゅうで、また、動物の居住部分や設備、衛生管理や店内の管理も不十分だった」と、ウェブ衛生官はいう。
2007年6月15日、ウェブ衛生官は、一般市民からの苦情を受けて、地元の王立動物虐待防止協会(RSPCA)調査官と共にペットショップを訪れたが、その際、店内の巣箱で死んでいる1匹のスナネズミを見つけた。
死体解剖を行った獣医師は、死因は飢餓によるもので、少なくとも10日に渡り、適切な給餌を行わなかったことで動物に不必要な苦痛を与えたと述べた。
ブラウンはこのスナネズミがどうして自分の店内で餓死したのか説明することができなかったという。
ブラウンは750ポンド(約15万円)の罰金を課され、1779ポンド(約36万円)の裁判費用を週50ポンド(約1万円)の分割で払うよう命じられたうえで、2つの資格剥奪命令を受けた。ひとつは「動物福祉法2006」によるスナネズミの取り扱い禁止令で、もうひとつは「ペット動物法1951」によるペットショップの営業停止令で、両方とも有効期間は5年だ。
2008年3月3日
Eastwood & Kimberley Advertiser
http://www.eastwoodadvertiser.co.uk/news/Man-banned-from-keeping-
a.3836107.jp
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