違法捕獲事件　白浜町からの回答書（2004.9.24）

ニホンザルの違法捕獲事件に対する白浜町長への要望書（2004.9.7）　

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回　答　書

　貴団体からいただきました要望事項について、下記の通り回答します。

　尚、質問状の中の報道内容２について事実と相違点がございますので、申し添えます。

　今回の捕獲檻の設置は、網わな免許の有資格者に許可しておりました。駆除は、網わな免許を所持する従事者が行っておりましたが、連絡のつかない場合（９頭）に職員が行ったものです。

記

１．関係職員の処分及び研修

　行政職員はじめ観光協会等関係者に対し研修会を実施し、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の周知徹底を図ります。

　　職員の処分については、司法の判断を踏まえ慎重に検討します。

２．野生猿公園における給餌方法

　　椿野生猿公園内での給餌については、平成１４年の専門家の調査結果に基づき、翌年から減らしていると伺っておりますが、ひきつづき、専門家の指導に基ずく適正な給餌を実施するよう椿観光協会へ指導してまいります。

３．被害対策検討会の設置

　今後、関係者（地元区、観光協会、猟友会、鳥獣保護員、被害農家、行政関係、等）と野生鳥獣の専門家による椿野生猿対策会議を設置し検討します。

４．被害防止対策と共存

　　被害防止対策は法の趣旨に沿い防除を基本に据えて、他市町村の対策事例を参考としながら適正に推進します。

　　尚、専門家の指導に基づき野生猿を自然に返してゆく方策を検討します。

５．駆除方法

　駆除方法については、できる限り苦痛を与えない方法を検討します。

平成16年9月24日

地球生物会議　代表　野上ふさ子　様

和歌山県西牟婁郡白浜町1600
白浜町長　立谷　誠一