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日本人とアフリカゾウの関係

マイケル・ワミチさん講演会より

「ゾウと人が共に生きる未来に向けて」

2008年9月、マイケル・ワミチさん(元ケニア野生動物保護局長、現在国際動物福祉基金IFAWのゾウ保護プログラム部長)が、アフリカゾウの保護を訴えるために来日されました。その講演会でのお話の要旨およびALIVE事務所でのインタビューをご紹介します。

ALIVE News No.83 2008.11-12


 

■ゾウについて知ろう

 これまで世界中の人々がゾウという動物に魅了されてきました。ゾウはさまざまな神話や物語にも登場する文化的な動物でもあります。

 ゾウは、アフリカとアジアに2種がおり、アフリカゾウはサバンナ(草原)のゾウと森林のゾウ、アジアゾウではインド、スマトラ、スリランカのゾウがそれぞれ亜種となっています。

 現在、アフリカゾウは37カ国に約50万頭、アジアゾウは13カ国に約6万頭がおり、うち約1万頭が飼育下にあります。ゾウの数はこの数十年で半減してしまいました。

 ゾウは、たいへん強い絆でむすばれた母系の家族で暮らしています。寿命は約60年ですが、それ以上長生きする場合もあります。

 ゾウの生活にとって、家族や社会の存在は非常に重要であることも理解しなければなりません。ゾウの家族では一番年上のメスがリーダーになります。群れが25頭以上になると分裂して、もう1頭の年上のメスを中心に家族を形成します。リーダーのメスは群れの中で最も大きな象牙をもっています。
 密猟者は大きな象牙を取ろうとこのリーダーを殺してしまうので、ゾウの家族そのものが大きな打撃を受け、場合によっては生存が不可能となってしまいます。

 ゾウの家族は全員で子ゾウの世話をします。母子はとても密着して暮らしますが、母親ゾウが食事を食べに行く時には、別の世話係のゾウが子ゾウの世話をします。子ゾウが成熟するのは14歳くらいで、オスはその頃になると群れから離れて独り立ちをします。オスはずっと一頭でいますが、繁殖期になると群れのそばにやってきます。実際に繁殖できるのは30歳くらいになってからです。

 ゾウは体が大きいので、一日に大量の食べ物を必要とします。ゾウが生きていくためには、広大な面積の自然の生態系を保全していく必要があります。国立公園や保護区だけではとても足りないため、生息地をつなぐコリドー(回廊)を設けていくことや、ゾウと共存していくために地域の住民の理解や協力も重要です。また、国境をまたいで移動することも多いので、国と国との協力も必要です。

 いま、アフリカでは無制限な家畜の放牧によってゾウの生息地が破壊されています。過剰な土地利用のせいで土地が荒廃していくことは、人間にもゾウにも危機をもたらします。土地の過剰利用を制限し、ゾウと家畜の共存をはかるために、人間のニーズと動物のニーズのバランスを取る必要があります。

■密猟の脅威

 アフリカゾウにとってもう一つの大きな脅威が密猟です。
 1970〜1980年代に非常に大量の密猟が行われ、多くのゾウの家族が皆殺しにされました。現在の密猟は、住民が生活苦のために行うというようなものではなく、国際的な犯罪組織が行っています。密猟者たちは銃で武装しており、彼らが投げる手榴弾は、上空をパトロールする飛行機をも墜落させます。ケニアではこの10年で27名のレンジャーが殉職しました。コンゴでは年間100名もが殉職しています。ゾウを守ろうとするレンジャーはまさに命がけの職業で、強い使命感が求められます。

 1989年にワシントン条約によって象牙の商取引が全面的に禁止されましたが、2002年には15トンもの象牙の密輸が摘発されました。これは約600頭分のゾウの犠牲を意味します。

 ゾウの生息地に人間が入植すると、ゾウと人との軋轢が起こります。スリランカでは毎年、人もゾウも100名(頭)もが死んでいます。すみ分けをするために電気柵を張っていますが、柵を作ることができない場所では、発信器を着けて移動範囲を研究し、入植地から自然公園に移動させることも行われています。

 しかし、ゾウの保護のために最も有効な対策は、エコツーリズム(環境保護に寄与する観光)です。観光客はゾウの保護の資金調達に寄与できますし、村人もゾウの保護のために働く場を得ることができます。象牙よりも観光のほうが、持続可能な方法です。

※9月13日、東京都内で開催された国際動物福祉基金(IFAW)主催の「ゾウと人が共に生きる未来に向けて」講演より。(後援:地球生物会議ほか)

<インタビュー>
象牙のハンコ(印鑑)のためにゾウが殺されていることを知ってほしい

 


 
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