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ショップに陳列されている毛皮 |
地面に叩きつけられ、生きたまま
手足を切られるタヌキ
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毛皮をはがされた死体 |
かつて、ヒョウやテン、アザラシ、ラッコなどの野生動物は、その美しくあたたかな毛皮を取るために、至る所で捕獲されてきました。そして、この乱獲によって彼らの数が減少すればするほど、希少価値が出て高価になり、それがいっそう密猟や違法取引を助長するという悪循環を引き起こしてきました。
これらの野生動物の毛皮を身につけることは、種の絶滅や自然破壊に手を貸すことと同じです。
現在でもなお毛皮の消費は衰えることがありません。ただし、それは減少する一方の野生動物の毛皮ではなく、檻の中で繁殖飼育された動物の毛皮です。
また、毛皮は自然死した動物から取ったもの、あるいは毛だけ刈り取っていると思われていることが少なくありませんが、決してそうではありません。
安価な毛皮を大量に生産している中国では、ミンクやキツネ、タヌキ、そしてウサギなどの動物を狭いケージの中に閉じ込め、多頭・過密飼育しています。動物の飼育状況は極めて劣悪であるばかりでなく、毛皮を取る時は、檻から引きだして殴ったり、地面に叩きつけ、生きたまま皮を剥いだりしていることが報じられています。中国には未だ動物保護法が存在しません。
日本で売られている衣服の多くは中国から輸入されています。コートの衿やマフラー、バッグなどの小物のために使われている毛皮もほとんどが中国で作られています。このような単なるファッションやアクセサリーのために、おびただしい動物を犠牲にする必要がどこにあるでしょうか。
毛皮の大量生産が大量消費を引き起こし、おびただしい数の動物が苦しみ殺されていることを知る必要があります。
中国では、毛皮用に大量に飼育している動物の糞尿や皮を剥いだ死体の処理の問題に加えて、毛皮の加工に使われる大量の化学物質などが、深刻な河川や土壌の汚染を引き起こしています。日本での毛皮の消費が中国の環境汚染にもつながっているのです。
● ファッションデザイナーへのアンケート調査を実施
● 世界動物保護協会(WSPA)と協力し、日本語版ビデオ『毛皮の実態』を頒布
● 韓国や台湾の動物保護団体と情報提供等を通じて交流・協力
● 毛皮反対のパネル、リーフレット、チラシの作成・展示・配布
● アパレルメーカーへの意見はがき送付キャンペーン協力
● 毛皮を買わない、身につけない。
● 周囲の人に毛皮の残酷さを伝える。
● デパートなどに毛皮を売らないように求める。
● 駅前など人通りの多いところで毛皮反対のチラシを配る。
● アパレルメーカーやファッションデザイナーに毛皮を使わないよう意見を送る。
● 芸能人等に毛皮を着ないよう求める。
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