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私達の暮らしの陰では、たくさんの動物が実験の犠牲にされています。シャンプーや洗剤、抗菌グッズ、野菜や果物にかけられる農薬、食品添加物、化粧品など、数え切れないほど多くのものに危険な化学物質が使われ、その「安全性=毒性」を調べるためにおびただしい動物実験が行われています。
今、地球上にはこの数十年間に人間が作り出した一千万種とも言われる化学物質が氾濫しています。一つ一つの物質や製品の毒性については、基準値が定められたり動物実験による評価がなされていますが、それらが複数まじりあって相乗作用を起こす複合汚染に対しては、もはや手の付けようがありません。 今後は、「動物実験をして安全性を確かめる」のではなく、「これ以上、危険な化学物質を開発製造しない」という方向へ転換すべきです。
動物実験の国際原則は、@ 動物の苦痛を可能な限り減らすこと、A 使用動物数を可能な限り減らすこと、B 動物を使わない方法に置き換えること、の3原則で、これを3Rと言います。 化学物質の毒性試験については、動物実験に代わるさまざまな代替法が開発されてきています。例えば、生きた動物を使わずに、人間の肝細胞の培養液に物質を投与して、その反応を見るといった手法が行われています。 また、各企業や研究機関が、類似の実験を重複して実験することで動物の生命を浪費しないように、試験結果をデータベースにして公表することでも、実験数を大幅に減少させることができます。 世界の主要国は動物実験代替法の開発に多額の費用を投入しています。
医療産業も営利追求主義であるために、病人や病気が増えれば増えるほどもうかる仕組みになっています。少しくらいの体の不調ですぐに薬を飲んだり病院に行ったりする習慣が、医療産業の肥大化をもたらしています。過剰な医療漬けのせいで、医療費は増える一方となり、健康保険財政は破たん寸前です。健康保険費用がふくれあがるため、健康保険料は上がり払えない人々も増大しています。 人間の体に本来備わっている自然治癒力を大切にし、心と体の全体をいたわるやさしい医療を促進することで、肥大化する現代医学の暴走を食い止めたいものです。現代医学の弊害について考えることは、同時に無益で残酷な動物実験を減らし無くしていくことにつながります。
● 動物実験代替法についての紹介・普及活動 ● 教育における動物実験代替法の促進に向けて、インターニシェ等の海外団体と交流 ● 小中学校における生体解剖の実習への反対意見を送付 ● 日本動物実験代替法学会に参加し講演、 国際大会に参加出展 ● 化学物質規制法の改正で動物実験代替 法の採用を提言 ● 動物実験に依存しないホリスティック医 学、民間療法やアロマテラピー等の紹介
● 化粧品、洗剤、食品添加物、農薬、文房具など暮らしの中に潜む化学物質の氾濫に 気を付け、できるだけ自然な製品を選ぶようにする。 ● 製品を買う前にメーカーに電話や手紙で、有害な化学物質や動物実験の有無を質問 し、動物実験をしていない製品を買うつもりであることを伝える。 ● 少しの不調や病気の場合は、自然治癒力に基づく心身にやさしい治療に努め、 医薬品や 病院に依存しすぎないようにする。
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