地球生物会議ALIVE　犬30匹を餓死させた業者

　１月23日（月）に、山形県鶴岡市のＵという犬のブリーダーが大量に犬を餓死させていたとの情報が寄せられ、実際に現場に行かれた方から直接に話を伺うことができました。

　それによると、この話はあるペットショップ経由で、同じ業者仲間としてもＵ氏のやっていることがひどすぎる、最近は餌もやっていないようなので心配だから見に来てほしいという依頼があったとのことです。同地は今年は特に積雪が多く、除雪作業の人からも、最近犬舎への道路が除雪されていないという通報があったといいます。犬がいれば餌を与える必要があるというので、ともかく現場に行ってみたところ、そこには目を覆うような光景がありました。

「犬舎の中は一見空いたケージばかりだったが、よく見ると犬の死体ががたくさんあった。ガソゴソと物音ががし、死体からネズミがぞろぞろと走っていった。そこには目や内臓を食べられた死体が転がっていた。骨の上に皮をかぶせただけのような死体がいくつもあった。持ち上げると骨がぼろぼろと落ちた。とにかく言いようのないすごい状態だった。」

　この件は警察、保健所、地元のマスコミにも伝えられ、翌日の朝からＵ夫妻立ち会いで警察の現場検証が行われたとのことです。

　このとき犬舎には25頭ほどの死体がみつかり、戸外の廃車の中にも４，５頭の死体がありましたが、すべての犬が死んでいました。現場に立ち会ったＵ夫妻は、少しずつ餌を減らして、最終的に全部死んだのは12月の暮れだったと供述していたとのことです。

　Ｕ夫妻は10年ほど前からブリーダーをてがけ、その時々の流行犬種を何でも扱っていたようです。昨年倒産したペットショップからも大量に犬を引き取っており、もしそれが生きているとすれば30頭をはるかに越える数がいたはずで、これまでも繁殖力のない犬は山に持っていって捨てているといううわさもあり、かなり前から、こういうことをしていたのではないかと言われています。

悪質業者への対処法