梅のクエン酸で疲労回復
梅はミネラルやビタミンが豊富で、酸味の成分は主にクエン酸です。梅を食べると疲労回復に役立ち、鎮咳・解熱・利尿・健胃・解毒・精神安定などの薬効があります。合成のクエン酸飲料をとるなら、梅干しを食べましょう。朝一杯のコーヒーより一杯の梅醤番茶がおすすめ。毎日の梅の食べ方を紹介します。
●梅干しを使って調理
いろいろな料理で楽しみましょう。
(1)野菜や海藻の梅肉和え。(例・山芋とワカメの梅肉和え)
(2)うどんやソーメンの麺つゆに練り梅を混ぜてサッパリ梅風味に。
(3)ごはんを炊く時に梅干しをつぶして入れると、酸っぱさが消えて旨味になり、多少日持ちのするごはんになる。(2カップに1粒くらい)
●梅醤番茶
体調が思わしくない時の味方です。胃痛・下痢・風邪・冷え性などに効果的です。
<作り方>
・材料:梅干し…1個/醤油…小1/2?1/生姜おろし汁…少々/三年番茶…適宜
・湯のみ茶碗に梅干しを練り、醤油と生姜汁を入れ練ったら熱い番茶を注いで飲む。(三年番茶は煮出して使う)
※醤油は美味しいと思う量を入れます。子供や高齢者は少なめに。練り梅に醤油を混ぜておくとすぐ出来て便利です。
●梅酢ドリンク
肉体労働や汗をたくさんかいた時等に適します。
水…180cc/梅酢…小1
●梅酢を使って調理
水で2倍に薄めて酢と同様に使います。野菜・海藻・麩・麺・焼いた油揚げ・雑穀を炊いたもの等を組み合わせると美味しいです。
(1)ごはんに混ぜて寿司飯に。
(2)すりゴマと合わせゴマ酢和えに。
(3)ごま油、醤油と合わせてサラダドレッシングに。
●梅肉エキス
食あたり・下痢・胸やけ・胃腸の調子の悪い時に適します。梅1kgから20gしか取れず、貴重な常備薬です。手作りも出来ますが、自然食品店で手に入ります。食あたりなどは耳かき一杯くらいをなめます。また、夏にはメープルシロップ等と水を入れてドリンクに。
ALIVE No.75
●砂糖を使わない梅酒の作り方
<材料>
青梅1.5kg/玄米焼酎(35度)1.8?/広口瓶
<作り方>
きれいに洗った青梅を一つ一つ丁寧に拭いて容器に入れ、焼酎を注ぎ蓋をして冷暗所に置いて3年間保存する。
★1〜2年は酸味や渋みが出て飲みにくいですが、3年経ったものは味が調和し甘みも出てきて美味しく飲めるようになります。4年から10年と長く保存するとより熟成して良い味になります。
★効用:適量を薄めて飲めば消化力を助け、夏バテ予防になり元気が出ます。常飲すると、冷え性、疲労回復、胃弱、不眠症の改善に役立ちます。
ALIVE No.74
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