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ALIVE News 2007.11-12
■生物多様性とは 2007年10月6日に公表された内閣府の「地球温暖化対策に関する世論調査」によると、地球環境問題に関心を持つ人は9割に達しているとのことです。しかし、設問の中には、生物多様性に関する事項がなく、この問題の重要性がまだ一般によく知られているとは言えないようです。 温暖化がなぜ脅威なのかと言えば、それが生物の生存や生育の安定性を脅かすものだからでしょう。地球上の至る所に生命が息づいていますが、寒冷の地域では寒さに適応し、砂漠では乾燥に耐えるといったように、生物は自分が生きている地域の気候条件に依存して、進化してきました。この気候が急激に変動した場合、多くの生物は適応できず、滅びてしまうおそれもあります。 しかし、そのような環境の様々な変化に対応するために、生物は個体として遺伝子の多様性を獲得してきました。自然界の中では、同じ種の生物であっても、それぞれに個性があることがわかります。生物は植物、動物、微生物などのおびただしい種に分化し、それぞれの種は、互いに食べたり食べられたり、協力したり排除したりしながら、多種多様な関わりを繰り広げ、それがそれぞれの地域における生態系を作り出しています。 遺伝子、種、生態系のレベルでの生物多様性は、人間社会の中にも反映され、個性や民族、文化の多様性としても見いだすことができます。
■生物多様性の危機 悠久の時をかけて形成されてきたこの生物多様性が、人間の経済活動によって急速に破壊されているのが現状です。自然界は、多種多様な生物で構成されており、しかも生物は多種多様な形で共存・共生して生きているという新しい概念に基づいて、1992年に国連の地球環境サミットで生物多様性条約が締結され、日本も翌年にこれを批准しました。本来であれば、条約を履行するために国内法を制定することが望ましいわけですが、法律制定に至る前にも行動する必要があるということで、「国家戦略」(行動計画)が定められることになりました。 生物多様性を保全するためには国をあげて取り組まなければならないため、各省庁が戦略案を提出し、それを環境省が取りまとめて国家戦略を策定します。策定後5年で見直しが行われ、この10月14日まで第3次戦略案がパブリックコメントにかけられました。 行動計画はたいへん多岐にわたるのですが、会の活動に関わる分野において、ALIVEでは意見を出しています。 意見の全文は、こちらをご覧下さい。
<参照> 【第3次生物多様性国家戦略】 閣議決定(2007.11.27) http://www.env.go.jp/nature/biodic/nbsap3/
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