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地球上に生きている生命体は数え切れないほど多種多様で、しかもそれが互いに網の目にように複雑に関わりあって生きています。
すべての生き物は個体として単独で生存することはできません。子孫を増やすためには同じ種の仲間とのつながりが不可欠ですし、他の生物を食べ物とするという意味で食物連鎖のつながりもあります。また、動物は植物が作り出す酸素を吸って生きるように、他の生物によってもたらされる環境に依存して生きるということもあります。
人間の大腸の内には何千種という種類の微生物が共存していて、かれらが食物を分解してくれるおかげで栄養を体中に巡らし、エネルギーを燃焼させて活動できているわけで、まさしく共存共栄もしています。
このように生き物の世界は、多種性と関係性の世界だということができます。この地球に最初の生命が誕生して30数億年、この長い時を経て、地球は「生命の星」と呼ばれるように数数え切れない多種多様な生命体で満ちあふれるようになりました。そして各々の生物は互いにつながり、支え合い、複雑で多様な生態系を形作ってきました。私たちが日々享受している「自然の恵み」は、このような生物多様性を土台としています。
しかし、現代社会は、人間の欲望、利益、都合だけという人間中心の観点で、法律も社会の仕組みも組み立てられてきました。人間が生きるためには、他の生物の命やその存続をほとんど考慮しなくてもよいとして、私たちがそれなくしては生存できない自然の仕組みを壊し続けています。
人間が自然の資源を飽くことなく貪り、森林を伐採し、河川をせき止め、海岸を埋め立て、有毒な化学物質をまき散らし、野生動物を絶滅においやるなどしてきた結果、人間の住む環境は汚染され、自然の恵みが失われ、人間が動物を苦しめる行為が社会のモラルを荒廃させるといった、さまざまな反作用(しっぺい返し)が生じるようになっています。
生存の土台となる生物多様性が失われ、人間自身の存続も危うくなるような事態を招こうとしている現在、人間もまた生物の一員であり、地球上の多種多様な生物が織りなす生態系の安定に依存して生きている存在だということを、しっかりと考える必要があります。 (記:野上ふさ子)
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