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2010年7月

生物多様性を守るために、私たちにできること


ALIVE NEWS No.93 2010.7-8 ALIVE 代表 野上ふさ子

◆生物多様性とは
 今年の10月に名古屋で開催される生物多様性条約締約国会議COP10が近づいてきました。新聞や雑誌などでも、「生物多様性」「種の絶滅」が、しばしば取り上げられるようにもなりました。
 生物多様性を一言で言えば「いのちはつながっている」ということかもしれません。地球上には、種々多様な生き物が生きていて、それぞれがどこかでつながりあいながら、複雑で精巧な生態系というシステムを作っています。だからこそ、その生態系を構成する種を絶滅させてしまうと、支え合うシステムがほころび始めてしまい、絶滅のスピードが加速化すればするほど、ほころびも大きくなり、やがてつながり合うさまざまな種も連鎖反応的に生存できなくなってしまいます。とりわけ、人間の目には見えない微生物の生態系のかく乱は、農耕地の疲弊や感染症の蔓延にもつながってしまうおそれがあります。

◆種の絶滅を防ぐ
 このようなことがわかれば、種の絶滅を防ぐことは、何にもまして重要で、何よりも先に取り組む必要があることになります。
 種の絶滅が起こる原因として、次のようなことがあげられます。
1. 生息地の消失
 野生動植物がいる場所を宅地造成をしたり工場を建てたり、鉱山を開発したり、森林を伐採して単一種を植樹したり、単一作物を作る農地にしたり、家畜を放す放牧地にしたり。そればかりでなく、化学肥料や農薬を投入して土壌の微生物の生態系をめちゃくちゃにしたり、有毒な化学物質を垂れ流したり。
2. 乱獲、密猟、密売
 自然界の生き物は「無主物」であるため商業利用で取りすぎたり、希少になれば希少価値が出るため密猟・密売・密輸をしたり、あるいは野生動物はじゃまだとばかり有害駆除したり。
3. 外来種
 よその地域から外来生物を持ちこみ、在来生物を駆逐させたり、競合種がいないために過剰繁殖させたり、などなど。
 どれもこれも、人間の目先の利益追求が引き起こしていることです。
 ですから、種の絶滅を防ぐためには、人間の利益ばかりではなく、生き物の利益を考えること、そして人間にとっての長期的な利益を追求する事が必要であるということになります。

◆消費のあり方を変える
 私たちが食事をしたり、買い物をしたり、レジャーに行ったりする中で、知らず知らずのうちにそれらの消費が種を絶滅に追いやる例があります。
 トラやヒョウなど猫科の動物は、毛皮を取るために捕獲され続け、希少になればなるほど密猟が盛んとなっています。クマはクマノイのために密猟や過剰捕獲が続いています。あるいは、日本人が好む象牙の印鑑のために、アフリカでは多数のアフリカゾウが密猟されたりしています。
 もっと日常的なことで言えば、日本人が好むコーヒーやバナナ、パーム油のために、熱帯林が伐採され、このような単一作物のプランテーションがどんどん作られることになります。これが熱帯地方における生物多様性を急速な消滅を引き起こしています。
 日本では肉の消費量が急増してきましたが、家畜の餌の大部分は海外から輸入しており、海外の土地と水を枯渇させています。
 便利なティッシュペーパーは海外の森林を伐採して作られており、そこに住む野生動物たちのすみかを奪っているのでしょう。 
 コンビニで売られているお菓子やお弁当の材料はほとんどが海外からの輸入であり、長持ちさせ、見栄えをよくするために合成保存料や合成着色料がどっさりはいっていることでしょう。そしてそのためにさまざまな動物実験が行われたことでしょう。
 
◆私たちは世界とつながっている
 私たちは日々、買い物をし、消費をするという行動によって、知らず知らずのうちに世界を破滅させる行為に荷担しているのかもしれません。この方向に引きずりこまれないようにするためには、「賢い消費者」になる必要があります。
 まずはできる限り、一つ一つの物事の由来を知り、商品のラベルをよく読み、流通経路のわかる製品を買うように努めることです。それがわからない場合は、スーパーやメーカーなどに、問い合わせることです。このような消費者の声がたくさん届けば、流通企業もメーカーもきっと方針を変えるようになるでしょう。
 もちろん、これだけでは足りないという場合には、野生動物・自然保護団体に参加したり支援することもできます。そのような団体が企画する生息地の保全活動に参加したり支援することも可能です。また、未だ日本には存在しない「野生動物保護法」の制定を求める署名を集めるのもいいかもしれません。
 一つでも二つでも、気づいたことから始めましょう。そしてそれを周りにも伝えていきましょう。それは苦しいことでも我慢することでもないと思います。むしろ、未来への希望につながる楽しいことではないでしょうか。
 


 


 
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