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野放しのくくりワナと密猟の根絶を!

 当会では、動物を無差別に殺傷するトラバサミ、くくり罠の全廃を求めて活動しています。このほど会のチラシを見たハンターの方より、意見をお寄せいただきました。

1998.11-12


写真: くくりわなにかかったショックで子犬を出産した母犬。保護された時には、子犬は1匹しか生きていなかった。(2001年 ARK)

 私の住む地域でも、狩猟専門紙を読んでも、この罠についてのトラブルは日本全国で今爆発的に増加している大問題です。それはこのチラシに述べられているように無差別で獣を殺傷するからです。「罠」には目はなく思考する頭もありません。目がないので捕獲を禁止されているメスジカであろうがオスジカであろうが差別無くハジキます。心がないので獣の大小にかかわらずこれもハジキます。まさに無差別でくくり上げるのです。

 今、山中で異変が起こっています。もし狩猟をされている方が近くにいれば聞いてください。同じ様な現象が日本全国の山の中で発生している事がわかるハズです。三本足のイノシシやシカがこの数年どこにでも見られるようになっています。原因は言わずと知れた例の罠です。このような事例は実際に山に入っている狩猟者でしか知り得ない事かもわかりません。罠にかかった獣は当然暴れます。自分の足が切り落ちるまで暴れるのはたいていシカです。イノシシは自らの足を食い落として罠から逃れる事があると耳にしました。その状況を想像して下さい。まさに地獄絵図そのものです。

 これは空想ではなく現実に昨今起こっている現実なのです。非狩猟獣が罠にかかればリリースできるというのが甲種免許者の言い分です。百歩譲ってその話が事実だとしても、足をブラブラさせた半死の獣が自然界でその後無事な余生を送れるのでしょうか。あくまでも百歩譲った話です。現実に獣が何であれ「かかれば勝ち」です。そしてほとんどの獣がその場で撲殺されるか、刺殺もしくは射殺されます。人里離れた山中でのできごとですから、他人に知られる術もありません。

 また猟犬の足が切れたり、山から帰って来ない時案が頻繁に起こっている事実は、各猟友会に問い合わせて調査して頂ければ大なり小なり同じ様な事柄を見たり聞いたりしているはずです。罠にかかった猟犬が漁師にその場で処分される話は、全国の猟仲間の中で常識になっています。

 正規の甲種免許者ならいざ知らず、私の所感では違法無許可罠95%に対し合法罠5%といったところでしょう。私の住む地域では、監督する県の農林水産課で聞いたところ、昨年の甲種狩猟者の狩猟登録は管轄内で5名程ということです。しかし罠はどこの山に入っても仕掛けられています。たった5名でしかも使用個数が制限されている状態でこのエリアのどこの山中にも罠があるというのは、物理的に不可能な話です。イコール違法罠のオンパレードといった具合なのです。

 これ以上、野山で苦しむ三本足の獣が増えないためにも、罠にかかって朽ち果てる獣が増えないためにも、撲殺され闇から闇へ葬り去られる猟犬を出さないためにも、国がぜひ早急にこの罠の実態を調査し、一刻の猶予もなく廃止の手段を講じていただきますよう、衷心よりお願い申し上げます。

 


 
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