【アメリカ】

ミシガン州の新動物福祉州法、雌ブタ用囲いの大きさを制定

ALIVE海外ニュース 2010.1-2　翻訳：宮路

　ミシガン州の新しい州法が、動物保護団体と農業団体の長期にわたる交渉の結果、できあがった。
　 これは、特定の農業動物が、立ちあがる、横たわる、身体の向きを変える、四肢を伸ばすだけのスペースを与えられ、狭いケージに閉じ込められないようにするものだ。

　ミシガン人道協会、米国人道協会、ファーム・サンクチュアリなどの動物福祉団体は、この法律に署名したグランホルム知事、そしてこれを支持した州議会議員、農業団体、環境保護団体を賞賛している。

　ミシガン州では、産卵鶏、養豚、子牛肉生産が大規模に行われているが、この法律は、妊娠中の雌ブタを妊娠ブタ用囲いに入れること、子牛を肉用子牛用囲いに入れること、産卵鶏をバタリー・ケジに入れることを禁止するものだ。法の遵守までブタと産卵鶏については１０年、子牛用クレートについては３年の猶予期間が与えられている。

　新法では、研究、獣医療、輸送、ロデオや州の催し、屠畜については免除が設けられており、また、出産予定日まで７日以内の雌ブタについても除外されている。

２００９年１０月１４日　PigProgress.net
http://www.pigprogress.net/news/michigan-us-new-welfare-law-ordains-pen-sizes-for-sows-id3521.html