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イタリアのトピックス

イタリア LAV(動物実験反対協会)

闘犬反対に国会が賛同

 11月30日のイタリア国会でとうとう、闘犬に犬を利用した者(所有者も含め)に厳罰を課する法案が、ほぼ満場一致で承認された。

 LAVは詳細な実態を集めたファイルを添えた手紙を下院、党首、議長らに送り、嘆願書に署名してくれた20万人の市民の声を伝えて、要望してきた。我々の反闘犬キャンペーンを支持してくれた人々のおかげで、承認が早まったのだ。

 審議が上院の司法委員会に移り、この任期内に決まる事を願っている。

路上のカエルを救え

 毎年一億の脊椎動物がロンバルディア州の路上で車に轢かれていて、そのうちの70%が両生類に属するという統計が出た。両生類は大抵のものが、様々な理由で絶滅途上にある。

 気候の変化、見境のない捕獲、生息地の減少や分断化。とりわけ、産卵をする水辺と生活の場の陸地とを、交通量の多い道路が分断していることが挙げられる。さらに食材市場からのカエル需要もますます高まってきている。

 この最悪の食習慣が、数種のカエルを減少させ、とりわけ食用にするための輸出量の多い東南アジアのカエルの絶滅に貢献したのだ。

 両生類を保護する全国的な法律はなく、地方自治体に任されている。現在のところ、アブルッツォ州だけが両生類及び爬虫類の保護を明文化している。しかし小さな野生動物を事故に遭わずに道路を横断させるための方策は、どこの自治体でもとられていない。唯一、1999年採択のフィレンツェ動物保護条例のみが、地下道の設置を想定している。

 10年前に爬虫類学者のフェッリ氏が始めた、カエル・プロジェクトは、カエル救済と、人為的脅威の削減を目的としている。2月・3月の活動予定は、車道を横切らなくてもカエルたちが無事に産卵のための水場へたどり着けるように、バリアを作ることだ。

猫貯め

 ミラノ市内の小さいアパートで悲惨な衛生及び健康状態におかれていた20匹の猫がLAVメンバーによって保護された。猫たちは精神障害をもった男性に飼われており、彼は検査のために施設に入院させられた。LAVは猫たちを我々に渡し、やがては新しい飼い主に譲渡することを彼に求める一方で、猫たちに必要な手当てを施した。

 今までの経験から、精神の障害をもった人間は、退院すると再び動物をためこみ始める可能性が大きい。LAVとしては、2〜3匹の猫に不妊処置を施して彼の元に戻し、それ以上猫を増やさないように以後見守る、などの案を模索中だ。

ヴェジタリアンのすすめ

 狂牛病の恐れのあるフランスの肉が入ってくるのを阻止しなければならなかったピエモンテの畜産家は、ヴェロネージ衛生大臣の「もしも生徒達が15日間肉を食べなければ、たいした災害にはならないだろう。」という発言を無責任だと糾弾した。

 狂牛病だけが危険なのでない。肉をベースとした食事は人々の健康を危険にさらしている。このことを広く知らせるキャンペーンを組織するよう、我々は衛生大臣に提案した。

 ヴェジタリアンが最高の健康を維持しているという事を、人々は知る権利がある。

 また、衛生大臣も農業大臣も、肉の消費を奨励する宣伝キャンペーンにこれ以上の公金を使うのをやめるべきだ。そして、倫理的かつ健康的な選択、つまり肉を食べない事に決めた200万以上の人達(彼らもまた納税者だ。)のためにも使うべきだ。

動物の治療費の控除

 治療のために獣医に支払った金額を、収入の申告から控除することがまもなく可能になる。ただし、下限は25万リラ、上限が75万リラだ。たとえば、費用が80万リラだった場合は55万リラ、300万リラなら上限の75万リラを控除できる。

 一方、費用が25万リラなら、控除は出来ない。財務省の具体的な通達には治療費を控除できる動物の種類が規定される事だろう。

LAVでの兵役代替奉仕

 兵役を忌避することを決めた若者達は、LAVで代替の市民活動に従事することができます。興味のある方は前もってご連絡下さい。

象牙取引
 テラモ州で、未加工の19本の象牙(約12億リラ分)が、42歳の北アフリカの男性の車のタンクの中から発見された。警察はこの積み荷の受取り人が誰かを調べている。

 おそらく象牙の国際取引に関与しているマルケ州の金持ちファミリーが、これらを加工して高価な記念品に仕上げるのだろう。

選ばれた射撃手

 オーストラリアの国立公園にいる野生に近い馬たちの増加を抑制するために、信じがたい方法がとられた。3000発以上の弾薬を馬の群れに撃ちこむために、数人の射撃手が雇われたのだ。2台のヘリコプターを使った襲撃は、3日間で約600頭の馬を虐殺した。情報によると、妊娠している雌馬は射殺されたが、多くの馬は出血多量で 苦しんで死に、脚にけがをして瀕死の状態でまだ生きている馬もいるとのことだ。

 このニュースは、沢山の抗議をひきおこしたが、公園側は、「あれが環境へのダメージを予防する唯一の方法だった」と言い張り、さらに「可能な限り人道的なやり方をした」とつけ加えた。では、アザラシを絶滅させるために用いられた方法も、70年代にウガンダの独裁者アミンが爆弾でワニを殺したやり方も、同様に人道的なやり方だったというのか?

イタリア LAV(動物実験反対協会) 2001年2月号会報より
翻訳:竹内紀子

 

 


 
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