地球生物会議ALIVE アライブ サイトマップアライブへのお問い合わせALIVE English site
アライブ
ALIVEトップページへ最新情報・イベント案内ALIVE BLOGALIVE資料集ALIVEビデオALIVE資料請求ALIVEリンクALIVE動画のサイトへALIVE子供向けページ
 HOME > 海外ニュース > 外来種ペット、子供への健康被害の危険性、と専門家
検索 AND OR
 
地球生物会議ALIVE紹介
野生生物
動物園
家庭動物・コンパニオンアニマル
畜産動物・工場畜産
動物実験・実験動物
生命倫理・バイオエシックス
ライフスタイル
ライフスタイル
動物を守る法律
海外ニュース
海外ニュース
ALIVE資料集・ビデオ
本の紹介
リンク
 
 
アライブ子供向けページ
アライブMOVIE 動画のページ

関連リンク

アライブ海外ニュース

【アメリカ】

外来種ペット、子供への健康被害の危険性、と専門家

ALIVE海外ニュース 2009.1-2 翻訳:宮路

 

虫類やサルなどの外来種ペットは健康に害を及ぼす危険があるため、小さい子供や免疫系に問題のある家族がいる家では、飼うのは控えたほうがいいと専門家はいう。

アトランタ州エモリー大学医学大学院の小児科医で、アメリカ疾病対策センターの感染症専門医のラリー・ピカリング博士は、アメリカ小児科医アカデミー(AAP)へ提出したレポートの中で、外来種ペットの人気が高まっている中、医師たちはペットに関わる危険を認識してはいるものの、健康被害の危険について定期的に親や子供に知らせているのは5パーセントに過ぎないが、この姿勢は改められなければならず、非伝統的なペットのほとんどは幼児の健康を害する危険があり、このようなペットを入手して子供のいる家庭で飼養するのは控えるべきだと述べている。

AAPによると、ハリネズミ、ハムスター、ヒヨコ、トカゲ、カメなどは感染症の危険があるため、幼い子供がペットとして飼うべきではないという。

また、ピカリング博士は、ほとんどの爬虫類はサルモネラ菌を保有し、またアレルギーから感染症の流行までさまざまな潜在的問題を持っているという。

子供のサルモネラ菌感染症のおよそ11%はトカゲ、カメ、その他の爬虫類との接触が原因であると考えられており、また、ハムスターもこの菌を保有していることがある。サルモネラ菌は、ひどい下痢、熱、胃けいれんを引き起こす場合がある。サルモネラ菌は、また、ヒヨコでも発見されており、幼い子供は動物とのキスや接触後、自分の口に手を入れて菌に感染する。

レポートには、ハリネズミも、そのトゲが人間の皮膚を突き刺すことがあるので危険な場合もあり、熱、胃痛、湿疹などの原因となる細菌の感染源となったこともあると書かれている。

2003年、サル痘の発生は、米国中西部でおよそ20人の感染者を出し、結局、輸入されたアフリカオニネズミが感染源であることが判明した。

5歳以下の子供や免疫系の問題を抱えている人が、ふれあい動物園のような公共の施設などで非伝統的なペットや動物と接触する危険が増していることについて、両親などに認識してもらう必要があるという。

レポートによると、1992年以来、アメリカの外来種ペットの数は75%増加しており、2005年だけで、およそ8万8000匹の哺乳類、130万匹の爬虫類、2億300万匹の魚が密輸入された。このような動物の密輸入が、監督省庁が感染症の国内侵入を抑制するために制定した規則の障害となるものであり、外来種ペットは、危険で、ときに致命的な細菌を保有しているという証拠があるだけでなく、犬や猫より噛み付いたり、引っかいたりする傾向が強く、特に5歳以下の子供には危険だという。

専門家は、適切な監督と手洗いなどの感染予防が講じられていれば、子供と動物の触れ合いは良いことだが、外来種ペットを家庭で飼うのは、子供がもっと大きくなるまで待ったほうがいいという。

また、そのようなペットを既に飼っている人は、特定の危険について、そして動物に新しい家を見つける為に、獣医師に連絡するべきだとしている。全米で、およそ400万の家庭に爬虫類のペットがいると考えられている。

このレポートはPaediatrics(小児科医)誌の10月号に掲載される。

2008年10月7日
News-Medical.Net
http://www.news-medical.net/?id=41876


 
HOME  ALIVEの紹介  野生動物  ズー・チェック  家庭動物  畜産動物 動物実験 生命倫理 ライフスタイル 動物保護法

海外ニュース   資料集   ビデオ   会報「ALIVE」  取り扱い図書  参考図書紹介  リンク  お問い合わせ  資料請求