【アメリカ】
犬猫の店頭販売に反対する声が高まる
ALIVE海外ニュース 2010.5-6 翻訳:カバリヤまほ
アメリカでは犬猫の店頭販売に反対する声が高まっている。
ウェストハリウッド(カリフォルニア州)の地元議会は、満場一致で犬猫の店頭販売の禁止に賛成した。そのほかアルバカーキー(ニューメキシコ州)、サウスレイクタホ(カリフォルニア州)とほかにもフロリダ州、ニューメキシコ州、ミズーリ州の都市で犬猫の店頭販売禁止を検討している。
繁殖場反対の活動家たちは、店頭販売は繁殖場の金儲けを支援するだけと、強く反対を訴える。繁殖場からどのくらいの犬がペットショップに流れているかという公式な数字はないが、消費者がペットショップの裏にある真実を知り、知識を高めていけば、ペットショップから犬猫を飼う人は減少していくだろう。
アソシエイト・プレスの最近の調査によると、「次回犬猫を購入するときはシェルターへ行く」と半数の人が回答している。その回答数は「ペットショップで購入する」という回答の7倍にもなる。また10人中、4人が「繰り返しの繁殖でペットショップの犬猫は身体的また精神的な病気を持っていると思う」と回答している。
犬猫の店頭販売が禁止になった州では、街からペットショップの姿が消えてしまったのは驚くべき光景である。サウスレイクタホ(カリフォルニア州)では2009年に法が受理され、施行されるのは2011年からとなる。
アルバカーキー(ニューメキシコ州)では、犬猫を含むコンパニオン・アニマルの販売を禁止した2006年以来、シェルターからの犬猫の受け入れ率が23%も上昇し、逆に安楽死の数は35%も減ったなど、良い変化ばかり起こっている。
公のシェルターに行くと頭数が多すぎて訪ねるのも悲しい、という飼い主が多いため、ニューメキシコのペギーはブティックスタイルの私設のシェルターを設立した。そこでは純血種を中心に限られた数頭だけを扱う。彼女の目標は最初の月に45頭を里親に出すことだったが、実際は118頭もが里親に迎えられた。現在、ペギーは2件目のシェルターを作る予定である。
No pups for sale? Cities ban pet shops
- Movement aims to curb puppy mills, spur shelter adoptions
http://www.msnbc.msn.com/id/37359894/ns/health-pet_health/
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