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【アメリカ】

全米動物災害計画へ向けたサミット

ALIVE海外ニュース 2006.7-8   翻訳:宮路

2006年5月、およそ100の政府機関、獣医学団体、動物福祉団体、業界団体からの代表が、アメリカ獣医師会(AVMA)の全国動物災害サミットに集まった。昨年のハリケーン・シーズン中に起こった動物関連の被害を、将来の災害時には未然に防ごうというのが目的だった。

ハリケーン・カトリーナのメキシコ湾沿岸上陸は、いかに多くのペット飼育者が災害に対して準備ができていなかったかを、見る目にも痛々しいほど明白にした。さらに、政府の緊急時対応職員は、5万とも推定される遺棄されたペット−その多くは獣医師による治療を必要としていた−の数に圧倒された。

衰弱した猫や死んだ犬が浸水した通り沿いに横たわる姿は、国中の人々を、このような悲劇が2度と繰り返されないように、という気持ちにさせ、ただちに、ペットの避難・輸送基準法案(Pets Evacuation and Transportation Standards Act)が国会に提出された。この法案が成立すれば、自治体と国の緊急時対策当局は、避難計画にペットや介助動物を含まなくてはならなくなる。

11月、AVMA執行委員会は、AVMA前会長ボニー・ビーバー博士が提案していた全国災害サミットを主催し、動物福祉団体や政府機関からの代表を一同に集め、カトリーナ、リタ、ウィルマといったハリケーンの後のペットへの緊急対応がどうであったかを評価するという計画を承認した。

JAVMA(AVMA会報誌)は、サミットで話された体験を参考に、大災害におけるペットの避難と救出をどう行うべきかのより効率の良いモデルも含めたレポートを掲載する予定だ。

出席者は初日、グループに分かれ、2005年のハリケーン・シーズンの間にそれぞれが責任機関の特定、物流資源の管理、コミュニケーション、動物避難計画と個体の消息管理および飼い主との再会、そして、ボランティアの管理・人物確認・トレーニングの分野で遭遇した主な障害について話し合った。

参加者グループがリストアップした問題は広範囲に及び、例えば、動物のケアを管轄する単一の政府機関が存在しないことが、統制がうまく取れなかった原因であると指摘した。統一された命令系統がなかったために協力体制がうまく整わず、緊急時対応職員やボランティアたちは何をしたらいいのか分からなかったのだ。

また、獣医療関連物資や寄付を受け取るための窓口もひとつにまとめられていなかったし、応援のボランティア、マスコミ、一般市民とのコミュニケーションも混乱していた。 ペット避難のためのガイドラインもはっきりせず、マイクロチップを付けていた動物はほとんどいなかったので、飼い主との再会をむずかしいものにした。国中の里親に一時預かりされたペットの消息を把握するのもまた問題だった。

最終日には、出席者は多くの解決策を出し合った。 コミュニケーション向上のために、州の動物救援隊(チーム)が合同で国の動物災害サイトを作成してはどうかという提案がなされた。このサイトをAVMAの動物福祉部が運営し、各州とリンクを結び、ボランティア管理、寄付、動物の引き取り、そして動物救助、給餌、その他の問題でペットの飼い主が援助を求められるセクションなどを設けるのだ。また、中央物資担当者を任命してすべての寄付や物資の調整や監督を行う、という案も出された。

最も大胆なものは、農務省や国土安全保障省などの政府機関、AVMAや米国動物衛生協会(U.S. Animal Health Association)などの団体、各州に拠点を置く団体、業界、その他の利害関係団体から成る全米多機関調整グループ(National Multi-Agency Coordination Group)を立ち上げ、動物の緊急時管理問題のための統一した、継続的なフォーラムにしようという提案だった。

ペットと共に避難することを禁止された人々の問題に関しては、AVMAなどの団体がこのような規則を変えるためにアメリカ赤十字と協調して活動すべきであるとする提案があった。 (赤十字は、現在、公衆衛生と安全の理由で、介助動物以外のすべての動物の避難所への入所を禁じている) ひとつの可能性は、避難所の片側を人間が使用し、ペットが別の側を使用するという「共同」避難所だ。

また、家畜のための防災については、アメリカ馬臨床獣医師会が、災害時の馬臨床獣医師の役割、所有者教育、地元の対応システムの設立の仕方などに関するダウンロード可能な小冊子をオンライン上にアップする、というような、主要種の協会が災害時や緊急時に対する準備について会員に知らせるためのガイドラインを作成するという提案が出た。

2006年6月15日

アメリカ獣医師会ホームページ
http://www.avma.org/onlnews/javma/jun06/060615a.asp


 
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