動物の輸送における福祉: 新しい年、新しい法

ALIVE海外ニュース 2007.5-6　翻訳：宮路

新しく導入された法規には、車両や設備に関するより高い基準、動物輸送に携わる人間に対するより厳しい条件、この分野におけるEU内法規のより厳しい実施を確実にすることなどが含まれる。

新法には以下の条項が含まれる。

８時間以上の動物輸送に使用する車両は、改良し、正式に承認されなければならない。温度、換気、給水に関する厳しい基準が新たに設けられる。

動物の輸送に携わるドライバーと添乗員は必須のトレーニングを受けなくてはならない。動物は車両乗降の際に特にストレスを感じることを踏まえ、乗降の際の動物の取り扱い方に関するより厳しい規則が設けられる。また、農場、市場、屠畜場において動物の乗降に使用する設備に対する新しい基準も設けられる。

これから新たに動物の長距離輸送(８時間以上)に使用されるいかなる車両も、衛星ナビゲーション・システムを装備していなければならない。このシステムはEUの移動と休憩に関する規則の実施をより有効に管理することを可能にする。

２００７年１月

EUROPA （欧州連合ポータルサイト）
http://ec.europa.eu/dgs/health_consumer/dyna/consumervoice/create_cv.cfm?cv_id=281