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【南ア】

南アフリカ、ゾウの駆除を再開

ALIVE海外ニュース 2008.5-6 翻訳:宮路

 

南アフリカ共和国は、本日、1994年以来禁止となっていたゾウの駆除を再び許可すると発表した。

マルティナス・ファンスカルクビック環境相は、世界の最も大きい陸生哺乳動物を殺すのが、生息数管理の「最終手段」だと主張した。避妊、給水制限、他地区への移動なども生息数管理の一部だ。

南ア政府が駆除を一時禁止にして以来、8千頭ほどだったゾウが2万以上まで増加しており、国立公園内での生息数が持続不可能になるのではないかと危惧されている。

ファンスカルクビック環境相は、「環境省は、駆除を管理の一選択肢として保持しておく必要性を認識しているが、これが厳しい条件の下でのみ認められる最終手段であることを確実にするための対策を取ってきた。生息数管理の問題は大変に複雑であり、南アフリカ共和国の国民の大多数が納得できる枠組みを作り上げたと思っている」と、公式声明(*)で述べている。

環境相は、この決定が「強い感情」を引き起こすこと、また、「ゾウのように人間と“つながる”能力を持つ地球上の生き物は他にわずかしかいないこと」を認めた。

「アニマル・ライツ・アフリカ」(ARA)は、この駆除決定を受けて国際ボイコットと抗議を呼びかけ、また、法に訴えることも考慮中だという。

ARAは、管理テクニックとして駆除を行うことには倫理的、科学的、歴史的な議論があるとし、政府が「個人の土地所有者や南アフリカ国立公園局の圧力に屈した」と非難している。

「“持続可能な使用”の提唱者や支持者は、ゾウを単なる物や商品でしかない存在にしている。そして、“ゾウが増えすぎた”という偽りの主張に基づいて駆除を“自分たちの管理箱の道具”として使っているのだ」と、ARAはいう。

駆除はゾウ管理の専門家の勧告があり、公式に認められた場合のみ行われ、野生のゾウをelephant-back safaris(観光客をゾウの背に乗せて周遊する娯楽)などの商業目的のために捕獲は禁止される」と政府はいっている。

2008年2月25日
guardian.co.uk
http://www.guardian.co.uk/environment/2008/feb/25/animalwelfare.southafrica

* 公式声明の全文(英語)は以下で読むことができる。
http://www.environment.gov.za/NewsMedia/MedStat/2008Feb25_1/25022008.pdf


 
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