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 HOME > ズーチェック > パチンコ店でのフクロウ展示に関する要望書(2015.03.02)
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パチンコ店でのフクロウ展示に関する要望書

 最近、フクロウカフェ等と称し、フクロウの展示やふれあい、 販売を行う店舗が全国的に増えています。そんな中で、「北海道のパチンコ屋で、フクロウの展示を始めたところがある」 という一報を受けました。
 苫小牧市、そして札幌市において、パチンコの大手企業がオープンさせた「フクロウカフェ」。パチンコ店の中に、ガラスで仕切られたスペースの中、フクロウたちは足をリーシュ(繋留紐)でつながれた状態で展示されています。
 当会では、3月2日付で、以下の要望書を展示を行っている企業に対して提出いたしました(行政にも送付しています)。その後、現在も関係機関等との調整を行っていると ころです。



2015年3月2日

株式会社ベガスベガス
  代表取締役社長 高橋秀之 殿
  ベガスベガス発寒店 店長殿
  ベガスベガス苫小牧店 店長殿

特定非営利活動法人 地球生物会議 ( ALIVE )
〒113-0021 東京都文京区本駒込5-18-10-102
TEL:03-5978-6272/FAX:03-5978-6273
E-mail:alive-office@alive-net.net

 

ベガスベガス発寒店・苫小牧店におけるフクロウ展示の中止を求める要望書


 当会は、地球上に生息するすべての生物が地球の構成員として尊重される社会を構築することを理念として、動物、生命、環境に関する問題の実態調査および改善提言、法律改正運動等を全国規模で行っている非営利団体です。
 貴社の経営されるパチンコ店であるベガスベガス発寒店(札幌市)、ベガスベガス苫小牧店(苫小牧市)において、フクロウが展示飼養されていることについて情報を得ました。 当会は、これらのパチンコ店でのフクロウの展示飼養につきまして、以下の理由から強く反対し、速やかに中止されることを要請いたします。


1. フクロウ等猛禽類は生態系を構成する一員であり、本来ペットにすべき動物ではありません

 近年、フクロウをはじめ猛禽類の繁殖個体が流通していますが、それが野生動物を飼養してよいという免罪符にはなりません。野生動物種であることに変わりはなく、ペットとして飼養することは不適切です。フクロウ等猛禽類は、生態系を構成する一員であり、生物多様性を健全に保持していく上で重要な位置を担っています。また、殆どの猛禽類(フクロウ、ワシ・タカ等)は、ワシントン条約の附属書T・U記載種であり、国際的に取引が規制されています。このことは、世界的に猛禽類は希少であり、常に減少や絶滅の危機に曝されていることを示しています。
 意味のない野生動物の展示飼養は、生命そのものを軽視し、その尊厳を蹂躙することにもつながります。


2. 「動物愛護及び管理に関する法律」の展示動物基準に反している問題があります

 上記2店舗に展示されているワシミミズク等のフクロウは、元来夜行性の野生動物(野鳥)です。人工的な光や騒音(店舗内の音楽やアナウンス等)に曝されながら、長時間拘束されて展示されることは、動物愛護及び管理に関する法律(以下・動物愛護法)における、「展示動物の飼養及び保管に関する基準」に反します。同基準において、管理者(飼養保管者)は、展示動物に必要な運動、休息及び睡眠を確保するとともに、本来の習性が発現できるよう努めなくてはいけないことになっており、さらに展示保管の施設構造については、個々の動物が、自然な姿勢で立ち上がり、横たわり、羽ばたき、泳ぐ等日常的な動作を容易に行うための十分な広さと空間を備えることが求められています。また、原則として、動物の本来の形態及び習性を損なうような施術、着色、拘束等をしてはならないことになっています。
 上記2店舗においては、展示動物に関する基準を満たしていないばかりか、フクロウの生態や習性に反する展示方法をとっており、許容できるものではないと判断します。


3.フクロウについての誤った認識を市民に与えるおそれがあります

 近年、フクロウをはじめ猛禽類を扱う動物取扱業者が増え、中には「ふくろうカフェ」等と称し、フクロウを見世物のように扱う店舗があります。当会では、このような店舗についても問題視しております。1にも述べたとおり、フクロウは野生動物(野鳥)であり、本来であれば人が飼養すべき種ではありません。しかし、最近のふくろうカフェ等の台頭やそれを美談のように報じるメディアの影響で、フクロウは「かわいい」「馴れる」等のイメージが先行してしまっているのが現状です。そのため、フクロウについての十分な知識がないまま、購入・飼養してしまう人が後を絶ちません。野生動物については、その習性や生態、寿命、疾病等の知識や理解がないまま飼養を継続し、その個体を衰弱・死亡させてしまうケースも多く報告されています。
 野生動物は、本来の生息環境で生きているからこそ、その習性や能力を発現できるもので、一般市民が特別な理由(傷病鳥獣等の野生復帰不可能な場合等)なく飼養することは、到底認めることはできません。上記2店舗におけるフクロウ展示は、展示自体に意味がないばかりか反教育的であり、野生動物に対する市民の誤解を招くものと考えます。


 以上です。
 貴社ウェブサイトに公開されている企業情報を拝見しましたが、「エコロジー」と掲げ、「社会貢献活動」を行われていること等が掲載されています。本来野生動物であるフクロウを遊興施設に展示することは、社会貢献に反するばかりか、貴社のイメージダウンにもつながるのではないでしょうか。フクロウを人工的な不適切な環境で「展示」するのではなく、フクロウが豊かな自然の中で生きられるような自然保護活動を支援するような、思い切った方向転換をされることを望みます。

 どうか、ご検討のほどをよろしくお願い申し上げます。


以上





 
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