◆毎月のイベント案内は、ALIVEブログでお知らせしています。
COP10生物多様性交流フェア会場でブース出展
2010年10月11日〜10月29日、名古屋市で生物多様性条約締約会議COP10が開催されました。種の絶滅を食い止め、多様な生態系を守るための国連の会議で、「地球生き物会議」とも呼ばれています。
国際会議場の外の生物多様性交流フェア会場には、各地の環境保護や自然保護に関わる多くの市民団体・自治体・企業等が活動を紹介するブースを出展しました。ALIVEでも新たにパネルとリーフレットを作製して出展しました。
|
|
|
<パネル展示>
ALIVEは、生物多様性条約(CBD)市民ネットワークに加盟し、その中の生物多様性関連法制度部会として活動してきました。法制度部会は、生物多様性に関わる法律の改正や法整備の向上に向けて活動しています。
ブースでは、法制度部会のポジションペーパーを展示し、NPO法人トラ・ゾウ保護基金とテントを共有してパネルを展示しました。
3週間に及ぶ屋外テントでの出展では、雨の日もあってたいへんでしたが、多くの人々に見ていただき、たくさんのリーフレットを手渡すことができました。 |
<展示場>
国際会議場前の白鳥公園と隣の熱田公園に多くの団体のブースが並びました


|
<ポスター展示>

日本の野生動物の絶滅、生息地の破壊、過剰捕獲等の危機的状況をポスターで展示し、解決策を提案するALIVEのポスター展示
(名古屋学院大学体育館のポスター展示会場) |
→生物多様性・COP10
動物保護セミナー(第31回) 活動ノウハウ勉強会
2010年6月12日、文京シビックホール会議室で、第31回の動物保護セミナーを開催しました。
会員の皆さんの多数参加で会場は満員となり、 動物たちのために何かしたいという思いを伝え分かち合う集まりとなりました。
、
1、ゲストスピーチ:女優 岡崎友紀さん
2、報告:動物愛護法改正の課題(ALIVE 野上ふさ子)
3、講演:社会活動のはじめの一歩 (千葉まちづくりサポートセンター 栗原裕治)
4、 活動のノウハウQ&A(獣医師 なかのまきこ)
動物のために何かをしたいが、何からはじめたらいいかわからない、あるいはやり方がわからないという方々からの問い合わせが多いため、それに応える形で今回のセミナーを開催しました。
ゲストとして、女優の岡崎さんからは、環境や動物のために議員となって働くという選択肢について熱く語っていただきました。
千葉まちづくりサポートセンター理事の栗原さんからは、博物館という行政の施設に市民が参加していろいろなアイディアを出し合って共同事業を行う例や、地域住民によるコミュニティ活性化の活動などを紹介していただきました。
活動のノウハウでは、 誰もが初めに取組む、手紙の書き方や電話のかけ方、そしてじょうずな対話・交渉(コミュニケーション)のやりかた等を取り上げました。
また、行政に要望する場合として、法律や制度の仕組みを知ること、陳情・請願の仕方、署名集めの効果、などについてお話し、また、グループ内で意見が合わない場合の対処や、よりよいパートナーシップに向けての提案などを行いました。会場からも活発な質問や意見が相次ぎ、充実したセミナーとなりました。
生物多様性を守ろう! パネル展示
2010年5月22日、国際生物多様性の日に、ALIVEでは、名古屋で開催された生物多様性関連イベントに参加して、パネルを展示しました。

<パネルのテーマ>
1.ペット(飼育動物)を捨てないように
犬や猫に限らず、ウサギ、ニワトリ、ミドリガメ、カミツキガメ、イグアナ、鑑賞魚などが安易に飼育され、そして、公園、池、川、野山に遺棄されています。
外来生物の持ち込みは、その動物を本来の生息地から引き離すことであり、動物虐待に等しい行為です。その上、遺棄されると生き延びていけずに死んでしまうか、あるいは逆に競合種がいないために在来の生物を食べたり追い払ったりすることになり、生態系をかく乱してしまいます。外来種の持ちこみ、飼育には、何一つ良いことはありません。
2.野生生物の商業利用をやめよう
人間が産業で作り出す製品は、計画的に増産、利用が可能ですが、野生動物は自然の生態系の中に生きており、その増減は常に変動していて予測がつきません。
ひとたび野生動物に商業的価値がつくと、捕獲・採取圧が高まってしまいます。そして過剰に取りすぎると数が減少して、今度は希少価値が生まれます。すると、次にはその高い価値を求めて、密猟、盗掘などの違法行為が広がります。野生生物の利用は自給用に限定し、商業的に流通させるべきではありません。
3.種の絶滅を防ごう
現在、地球上では一日に1000種もの種が絶滅していると言われます。その最大の理由は、生息地が破壊されたり失われているからです。特に、単一作物の栽培や家畜の放牧のために、野生生物が生きていくための自然の土地が失われていきます。
また、その結果として、人々の食卓も、地域の多様性が失われ、遺伝子組み換えの大豆・とうもろこし製品や、穀物飼料で飼育された牛や豚肉などばかりとなり、はなはだしく画一的なものとなってしまいます。自然界の多様性を維持するためには、特に「家畜の数を減らす」という方針が必要です。
|