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会報「ALIVE」で取り上げた本・映画などをご紹介しています。
逝く人・送る人−葬送を考える |
太田宏人著 |
三一書房 |
1900円 |
ドリームボックス−殺されてゆくペットたち |
小林照幸 著 |
毎日新聞社 |
1600円 |
隠された風景−死の現場を歩く− |
福岡賢正著 |
南方新社 |
1600円 |
小さな命を救う人々 |
渡辺眞子著 |
角川文庫 |
500円 |
地上の天使たち
−本当にあった動物たちの無償の愛の物語 |
ステファニー・ラランド著 高橋恭美子訳 |
原書房 |
1600円 |
日本の犬は幸せか |
宮澤 勝著 |
草思社 |
1600円 |
犬の現代史 |
今川 勲著 |
現代書館 |
2500円 |
競争馬の文化史 |
青木玲著 |
築摩書房 |
1800円 |
ペットと日本人 |
宇都宮直子著 |
文春新書 |
660円 |
家庭で治せるペットの病気 |
大木政春著 |
高輪出版 |
1400円 |
捨て犬を救う街 |
渡辺眞子著 |
WAVE出版 |
1500円 |
犬と分かち合う人生 |
エリザベス・オリバー著 |
晶文社出版 |
1800円 |
ケイコという名のオルカ
-水族館から故郷の海へ |
辺見 栄著 |
集英社 |
1800円 |
緑のマンハッタン
「環境」をめぐるニューヨーク生活− |
川端裕人著 |
文芸春秋社刊 |
1800円 |
動物園にできること
−「種の箱船」のゆくえ− |
川端裕人著 |
文芸春秋社刊 |
1619円 |
だからカバの話 |
宮嶋康彦著 |
朝日文庫刊 |
660円 |
ALIVE No.80 2008.5-6 
逝く人・送る人−葬送を考える
太田宏人著 三一書房刊 1900円+税
親しい人が亡くなった時に味わう気持ち。それは心にぽっかりと穴が空くような、空しさ、寂しさです。そのような気持ちは、親族や友人に対してばかりでなく、家族同様の犬や猫などが死んだ場合にも訪れます。ペットロスのつらさを多くの人々が語るようになってきました。けれどもそれを一人で抱えていると、いっそうつらくなってきます。どうしたらこの苦しみから逃れることができるのでしょうか、親しいものとの永遠の別れは、いつかは誰もが体験することで、避けることはできません。だからこそ、人は大昔から身内や共同体の中で葬儀や見送りの儀式を行い、皆が思いを分かち合い共有することで、そのつらさを乗り越えようとしてきました。あるいは別れの儀式を行うことで、心の中で区切りを付けて、立ち直ろうとしてきました。
そのような意味で、お葬式は死者のためにあるのではなく、残されたもののためにあると言えるでしょう。
日本では江戸時代から仏教が葬儀を執り行ってきましたが、今では完全に形骸化してしまい、人々の切なる思いに応えているとは言いがたい状況です。
本書では、さまざまな葬儀を通して、時代の変化と共に変わりつつある葬儀の形態を取材しています。また、ペット葬とペットロスについても一章をさき、社会に対して閉ざされた死は癒されることがなく、危機に陥るおそれがあることを指摘しています。 |
ALIVE No.79
2008.3-4
<110番シリーズ>
Q&Aペットのトラブル110番 ―法律知識と法的対応策
渋谷寛・佐藤光子・杉村亜紀子 著
2007年12月25日発行 民事法研究会
334頁 定価 1,890円(税込)
ペットは家庭動物と言われますが、家庭は社会の一つの単位です。家庭で飼育されている動物にとっても、また飼い主にとっても社会との関わりがついて回ります。
例えば、犬を飼育すれば、登録や注射の義務づけがあります。逃げてしまったら警察や保健所等に届け出なければなりません。もし飼っている犬が配達の人を噛んだり、飼い猫が隣の庭を荒らしたりすれば、飼い主の管理責任も問われます。
現在、日本では子供の数より犬と猫の数の方が多くなっています。それだけに動物は家族の一員であると同時に、社会の一員でもあることを認識する必要があります。
ペットをめぐるさまざまなトラブルについて、この問題に詳しい弁護士が解決方法を提示しています。
著者の一人、佐藤弁護士は、本誌『ALIVE』で「動物と法律」を連載で執筆していただいています。
改正動物愛護管理法とその運用に関する解説もあり、現実の問題に則して法律を学ぶためにも格好の書です。動物を飼育している人、獣医師、ペットのトラブルに関する相談を受ける法律実務家、消費生活センター関係者、行政担当者等にも役立ちます。
本書の主要内容
第1章 ペットをめぐる法律
第2章 ペットをめぐる取引のトラブル
第3章 近隣をめぐるトラブル
第4章 ペットの医療をめぐるトラブル
第5章 ペット事故をめぐる問題(1)
――あなたやあなたのペットが被害にあった場合
第6章 ペット事故をめぐる問題(2)
――あなたやあなたのペットが害を加えてしまった場合
第7章 その他のトラブル
第8章 トラブルにあったときの対処法
・資料
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ALIVE No.69 本の紹介
ドリームボックス −殺されてゆくペットたち
小林照幸 著 毎日新聞社 1600円+税
犬や猫を殺処分するための施設が、動物愛護センターという名称になっていたり、ガス処分機が「ドリームボックス」と名付けられたりしています。この理由は殺処分の悪印象を避けるためのまやかしであるのか、それともそうでも言わないとやり切れないということでしょうか。動物を保護し命を助ける施設となり、あるいはどうしてもやむを得ずに死なせる場合は苦しみのない方法がとられるように、名前と内容が一致してほしいものです。
本書は、動物愛護センターで働く獣医師たちを描いたドキュメンタリータッチの小説です。飼えなくなったと犬や猫を持ち込む飼い主への応対、迷い犬の返還、新しい飼い主への譲渡会、徘徊犬の捕獲出動、そして殺処分といったシーンが描かれ、一般にはほとんど知られていないこの業務の現場の様子を詳しく知ることができます。
ちなみに、著者のノンフィクション作家、小林照幸さんは、動物愛護センターを取材に訪れたとき、そこで当会が発行している「全国動物行政アンケート調査結果報告書」を見て、この問題への関心が深められたとのことです。
犬がくれた生活
鶴田静 著 岩波書店 1800円+税
著者の鶴田静さんは、ベジタリアン料理の研究や普及でよく知られる方です。あるとき、鶴田さん夫妻の家に来た1匹の犬。この愛犬をめぐる日々の暮らしが、とても生き生きと描かれています。
田舎で畑を作り、自然の中で、地域社会の中で、犬と暮らすことの喜びや楽しさ、そして時には悲しい出来事に、心打たれます。
老犬クー太 命あるかぎり
井上夕香著 ハート出版 1200円+税
犬は家族の一員。でも人間よりずっと早く寿命を終えてしまう。18歳になり目も見えず、足もふらつくようになった老犬を家族みなで世話をし最後をみとりました。NHKで4回も再放送された感動の物語です。実験犬メリーのことも紹介されています。
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ALIVE No.69 本の紹介
動物愛護管理法Q&A
−平成17年改正 動物愛護管理法対応
動物愛護論研究会 大成出版社 2686円+税 2006年6月1日施行の改正動物愛護法の詳細解説書で、愛護法を所轄する環境省動物愛護管理室長が責任執筆しています。身近な動物問題について、法律や基準はどうなっているのか、悪質なペットショップがあるけど調べてみるのはどうしたらいいか、動物行政はどのような仕事をするのかといったことを、わかりやすく説明しています。動物に関わる仕事をしている人々だけでなく、動物を守る活動をしようという場合にも役立ちます。、巻末にはほう、愛護法関連の法令が載っています。
この他に、動物行政の担当者向けの『動物愛護管理業務必携』(動物愛護管理法令研究会編著 大成出版社 4000円+税)も、同時に刊行されています。
動物販売業のための顧客説明マニュアル
日本動物保護管理協会編著 大成出版社 1715円+税
動物取扱業が登録制になったことに伴い、業者には様々な遵守義務が課せられます。特に本書ではペットショップなどが動物の生体を販売する場合に、お客に対して行なわなければならない事前説明について解説しています。お客は、その説明を聞いて同意したというサインをすることで売買契約が成立することになります。これはインターネット等を介する通信販売の場合も同様です。資料として、動物種ごとの特性と飼養方法を述べ、動物を飼育する場合は、その種の生理、習性、生態に関する知識が不可欠であることを述べています。また、特定(危険)動物、特定外来生物、希少野生動物など関連法で売買や飼養が規制されている動物のついての説明も付けられていて、動物販売業者には必携の資料です。
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ALIVE No.61 本の紹介
隠された風景 −死の現場を歩く−
福岡賢正著 南方新社
本書は、一般の人がほとんど訪れることのない犬猫の処分施設やと畜場(食肉処理場))を訪れて書かれたルポです。現代社会では、「不要」になった犬や猫を処分し、あるいは牛や豚をと畜して食べています。一方で大量の動物を殺し続けているのに、その現場で働いている人々への差別や偏見が生じやすいのは、多くの人々が動物を殺すという現実を直視しようとしないことから生じていると指摘しています。
私もこの限りでは同意します。一度でも処分の現場を訪れて、問題がどこにあるかを知り考えてみることは、とても大切だと思います。ペットに対しては飼い主としての責任、食用にされる動物に対しては消費者としての選択を、自分に問いかける必要もあるでしょう。
一方、著者は、殺すことを悪とするいわゆる「動物愛護」には批判的で、現場で働いている人々への偏見や差別に対しては同情的です。しかし、誰もが知っているように、実際、極端な動物愛護家もあれば、無慈悲な現場の職員もいるわけで、このようなステレオタイプ的な動物愛護観と差別偏見への同情観には、かなりの違和感を覚えてしまいます。ともあれ、お互いがお互いを知ろうとしないことから無知と偏見が生まれ、誤解と対立が生じます。できるだけ現場に行き、人々と話をすることがどんなに大切かを、感じさせてくれるでしょう。
(野上ふさ子) |
ALIVE No.60 本の紹介 小さな命を救う人々
渡辺眞子著 角川文庫
捨てられる動物、処分される命を一匹でも助けようと活動するさまざまな人々の努力のおかげで、日本では行政による犬の殺処分数は大きく減少してきたと言えるでしょう。とはいえ、動物を保護する制度がほとんどないために、社会的な状況はなかなか変化せず、保護活動の大変さにも変わりはありません。アメリカの例を紹介した『捨て犬を救う街』に次ぎ、国内での取り組みの事例を紹介。動物と動物を助けたいと願い人々への優しい眼差しにみちた本。文庫化で、より読みやすくなりました。
(野上ふさ子) |
ALIVE No. 4 本の紹介 犬の現代史
今川 勲 著 現代書館 2500円
犬に関する本はたくさん出ていますが、犬をめぐる社会史に焦点を当てた本はほとんど見受けられません。本書は3章をさいて、これまで忘れ去られてきた歴史の闇の部分−戦争のために駆り出された軍用犬や供出犬、狂犬病撲滅の名の元に行われた畜犬取り締まり、そして英米人を中心に始まった日本の動物愛護運動の系譜について、歴史をたんねんに掘り起こしてくれています。1873年の東京府による「畜犬規則」から1973年に制定された「動物の保護及び管理に関する法律」まで、犬たちにとって日本のこの100年はどういう時代だったのでしょうか。動物の保護活動の中で、いつも直面あるいは対決しなければならない動物管理行政や役人の意識の問題。まさに、このような歴史風土の上に、現在の動物行政が存在しているのだということがよく納得できます。 |
競争馬の文化史
−優駿になれなかった馬たちへ
青木 玲 著 築摩書房 1800円 競争社会の中で、多くの人々が馬の競争に金銭を賭けています。中央競馬の年間売上はうなぎ登りに上昇し、現在4兆円にも達しようとしています。競争馬の出走期間はわずか2歳〜5歳くらいまで。まだ子どものうちから過酷なレースに駆り出され、優勝した馬でも、引退後は、ただ処分の運命が待っているばかりです。さらに、日本で年間1万数千頭生産される馬の中で、実際に出走する馬は数千頭にすぎません。競争に勝っても負けても、馬たちの大部分は肥育場に回されて馬肉となります。競馬で集められる莫大な利益のほんの一部でも、これらの馬達の福祉や老後のために回せないのかと、考えずにはいられません。 |
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